今回の記事では
誰もが知る大企業に転職し、働いてみた私の経験から、
その良かったことと悪かったことをリアルにお伝えします。
転職を考えている方や大企業に興味のある方に、参考にしていただければ幸いです。
〈良かった①〉1年間育休を取得することが出来た
大企業へ転職して良かったことはまずこれです。
今では珍しくなくなった
『男性による育休の取得』
ですが僕に至っては1年間の育休を取得することが出来ました。
これは前の会社にそのままいたらまず叶わなかったことだと思うので一番良かった点だと思います。
厳密に言えば子供が1歳になるまでは誰でも(一般的に働いている人であれば)取得することが出来る
と法律で決められているので前の会社にいても取得は可能なんですが
圧倒的に人員不足の状態だったのでまず言い出すことができません。
それに比べて転職してからは比較的人員は足りている印象。
更に2022年の4月から育休取得の意思の確認が必要になったのが僕としては追い風でした。
その時の記事↓
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男性の育休取得の意思はどう伝えればいい?~例文付き実体験を以て説明~
続きを見る
ここぞとばかりに上司に相談を持ち掛け、はっきりと1年間の育休取得の意思を伝えました。
1年間の育休中の体験談や収入については下の記事で書いているので確認してみてください。
実際にもらった育児休業給付金も載せているので参考になると思いますよ♪
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【男の育休1年間】経験者が語る育休中のお金事情~育児休業給付金の支給額を公開~
続きを見る
〈良かった②〉残業、休日出勤が減った
先程も書いた通り、前の職場と比べて人員は足りていたので
日々の残業や休日出勤が圧倒的に減りました。
転職前の労働状況は
毎日の残業に当たり前の土曜出勤、さらには海外出張と息つく暇がなかったのですが
大企業へ転職してからはぶっちゃけ『これでいいの?』と思うような仕事も多く、比較的余裕があります。
更にフレックスタイム制やテレワークなど多種多様な働き方が出来る環境で前職で感じていたストレスは格段に減りました。
しかも有給休暇も前もって計画すれば自分の取りたい時に取れるので働く環境としては申し分ないと思います。
〈悪かった①〉無駄なルールが多くて『仕事』とはなにかわからなくなった
ここまでを読めば良いことしかないと思いがちですが
現実はそう甘くないです。
というのもいつからあるかわからない『無駄なルール』がかなり多く、覚えるのも一苦労です。
しまいにはその『ルール』があるせいでやらないといけない仕事があるのでもうなにをしているのかわからなくなります。
大企業病という言葉がありますが
これは本当に実在していて
・無駄な会議
・無駄な承認ルート
・仕事のスピードの遅さ
などはまさしく世間で言われている通りでした。
しかも上司がそのルールの存在を知らなかったり、全く理解していないことが多々あります。
前の職場では現場で最前線で仕事をしていてある程度裁量権のある状態でしたので
この風土というか文化には一向に慣れません。
次第に『仕事ってなんなんだ?』と思うことが増えていきます。
〈悪かった②〉なにもしてなくても『数字上の評価』が全てで働く意欲が無くなった
結局『数字』が全てです。
数字で評価するのは当たり前の話で否定するわけではないのですが、
その数字を判断するのが『人間』なわけです。
というのも数字なんて平気で嘘を書いてしまうことが出来ますし、無能な上司であれば確認もされません。(しないというか出来ない)
一体そんな上司にどんな評価が出来るのか・・・
部下が提出した資料をさっと流し見て、それなりにまとまっていたら良い評価をつける。。。
今の時代こんな仕事ならAIでじゅうぶんです。
とは言っても昔からの慣習は変わることもないし、変えようという雰囲気もない。
こんな状態で意欲的に働いている人は本当に尊敬します。
自分には無理です。。。
最終面接で感じた違和感【直感は嘘をつかない】
実は転職時に僕が唯一
「本当に転職して大丈夫なんだろうか・・・?」
と感じたタイミングがあります。
それが最終面接の時です。
当時最終面接の予定時間は15:00
僕が交通の便が悪かったこともあり、30分前に到着して受付の方に言われた通りにじっと待っていました。
そして15:00前になり、受付の方に声をかけられます。
「いよいよか。。」
と思ったのも束の間、面接を対応する方が今多忙なので少し待ってくれと・・・
拍子抜けした僕は
「わかりました」
と言い、またその場で待ちます。
すると30分後ぐらいにまた受付の方が来られて
今度こそと思いましたが、また謝られる始末。。。
結局面接が始まったのは予定時刻の1時間半後でした。。。
しかも面接が始まった時には面接担当の人からの謝罪の言葉はなく淡々と進められる始末。。。。
この時僕が感じたのは
・相手側が面接してやっているという感覚(面接側が優位)
・人の時間を奪ったことに対してなにも感じていない
という雰囲気です。
人に時間に対してなにも感じないのは無駄な会議等が多いことで証明されていますね(笑)
この時は思っていませんでしたが
面接は受ける側も企業を面接している
という感覚が大事です。
そして自分の直感は嘘をつかないということもわかりました。
少しでも違和感を感じたら、自分の進もうとしている道を一度見直してみることをお勧めします。
転職してもしなくても必ず後悔はする
これまで大企業へ転職して
良かったこと、悪かったこと
を書いてきましたが。
結局転職したのは正解だったと思うのか?と言われると。
僕は正解だと思っています。
というのも
人間は無いものねだりの生き物なのでどっちにしろ後悔はします。
それなら行動を起こすことが大事で、その結果得られる経験が自分の財産になります。
大企業への転職は決して楽な道ではありませんが、
それでも得られる経験やスキル、人間関係は他では得られないものです。
自分にとって最適な選択ができるよう、慎重に検討してください。
僕が転職を迷っていた時に読んでいた本が↓です。
めちゃくちゃ面白い本なのでぜひ読んでみてください。